


2001年渡仏。パリでK. Bouelle氏に師事し、i-D、jalouse、Hermesの撮影等でアシスタントを経験する。独立後、07年から東京に 移って活動。流行通信、SPUR、Esquire JAPAN、request-QJ等のスタイリングを手掛ける。またファッションジャーナリストとしてもFASHION NEWS等で定期的に執筆をしている。


じっとりと汗ばむ季節になってきました。暑さに追い討ちを掛けるようですが、今回はシーズンを先取りして毛皮のスペシャリストをご紹介します。
今秋冬のメガトレンドは、なんといってもファー。シャネルが全面的にフェイクファー(カール・ラガーフェルドは‘ファンタジック・ファー’と呼んでいるそう)を使ったコレクションを打って話題を呼んだのを筆頭に各メゾンがこぞって提唱、なかでも光っていたのは弱冠23歳のファーデザイナー、クエンティン・ヴェロンのセカンドコレクションでした。クエンティン(ポートレイトの男性)はフランス生まれ。80sファッションの代名詞テュリー・ミュグレーのアトリエで働いた後ジェレミー・スコットのアシスタントを経験しています。
作品はヴィクトリア時代のダークなお仰ぎ話とティム・バートンの映画に影響を受けていて、デカダンスとパンクが香るロマンティックなテイスト。ラクーンやアストラカン、ミンクといったリッチな素材を大胆にミックスして2トーンストライプやダミエ模様を効かせ、重くなりがちなファーをフレッシュに仕立てています。
今季のファーはタイトめより、迫力のあるビッグボリュームが俄然カッコよく見えます。もしママのバブル時代のファーコートが物置に放置されていたら、引っ張り出してトライして下さい。